クララ

クリスマスを前に

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今年は天皇誕生日と土日がつながり三連休です。皆さんいかがお過ごしですか。今日の昼間は妻と共に結婚披露宴に参加してきました。今年も大変多くの結婚式に参加させていただきました。先週はクララオンラインの従業員同士の結婚という大変めでたい出来事もありましたし、友人や先輩、仕事関係でお世話になっている方の結婚式など、どれもとても幸せな式ばかりでした。

クララオンラインの中では少しだけ知られる話になりつつありますが、僕は結婚式のカメラマンをさせてもらうのがとても好きで、結婚式場などでカメラマンを指定されているケースもありますが、「本人たちを知っていないと撮れないカット」を本人たちが残すために、カメラマン役をさせてもらうことがあります。もちろん本職のカメラマンの方の邪魔はしていけないので、その方とは事前にお話しをさせていただき、できるときには式の披露宴の当日直前であっても会場を下見もします。

ただ、日本ってまだまだ専門のウェディングカメラマンの存在が欧米と比較して少し弱いように感じていて、もっとウェディングカメラマンへの期待が高まってほしいとも思うことがあります。一ついえることは、家庭の層においてイベントをプリント写真に残したり、家の中で飾ったりする文化が日本では欧米と比べてやや少ないことが背景にあるかもしれません。たとえばアメリカにはThe Wedding Photojournalist Association (WPJA)という存在もあります(僕もここで色々なinspirationをもらいます)。日本にもウェディングを専門に撮っておられる方はもちろん多くいらっしゃいますが、もっと全体の底上げがなされていくためには、その前に「プロが撮った写真」が、より身近になり、同時により日常でそうした写真が生活と近くなることなのかなと思っています。

僕も結婚式のときには同級生がプロのカメラマンなので彼にお願いして撮ってもらいました。結婚式場にもお願いしてカメラマンに入ってもらい素敵な写真をたくさん撮っていただきましたが、あとから使った写真の多くは同級生が撮ってくれたものでした。

最近はスマートフォンでとてもきれいな写真が撮れますし、私も、スナップのためだけであればiPhone 4Sで十分な場面もあります(そしてiPhone 4Sのカメラの質は今までと比べてもさらによくなったおかげで室内などでもきれい)。最初はカメラの機材にこだわる必要はないでしょう。まずは日常を切り取って、そして出来ることならば「いいな」と思ったものはプリントして、日常の生活の中で飾るなどして組み込んでください。僕は子どもの幼稚園の近くにとても自分の好みにあうプリントをしてもらえる写真屋さんがあって、気に入った写真はそこでプリントをお願いしています。同じ写真でもプリントの仕方によって味がまったく変わります。

今年は東日本大震災をはじめ、台風、タイの洪水など、国の内外でさまざまな大変な出来事がありました。今週末のクリスマス。少しでも皆さんのまわりがこの日は明るく照らされますように。そして、もし携帯のカメラでもコンパクトカメラでも何か手元にあれば、まわりの方のクリスマスの日の笑顔を撮ってさしあげてください。来年はいい年になるといいですね。いつもの年末よりも強くそう思っています。

では、皆さんにも素敵なクリスマスが来ますように。

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