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管制間隔の話

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北京首都国際空港

北京首都国際空港

中国は日本と比較して航空管制の管制間隔が長いということは知られている話ですが(航空路セクタ、ターミナル空域共に)、今後中国の航空路がさらにひっ迫することが間違いないということを考えると、ぜひ早く手を打ってもらいたいところです。もう、この離陸待ちで1時間以上待たされるというのがそろそろ何とかならないと…。日本からの朝の時間帯でG585あたりが混むことも中国に入るところでの間隔の問題ですが、とりあえず中国の中の話だけでも何とかならないかと。ちなみに中国の航空管制レーダーやILS、DVOR/DMEなどの管制システムについては過去、日本からの円借款でやってきています。手元の資料では、1996年から2001年までのあいだの3回でも200億円強の借款を行っています。

ここ一年ぐらい、着陸機が多い時間帯となる午後から夕方の北京空港を観察していると(暇しているのではなくて、待たされることが多いので窓の外を見ているだけですが)、着陸機が誘導路に出て、離陸機がラインナップするまでは平均しておよそ90秒(滑走路占有時間)。実は空気が悪いと01、36R、36Lの3本のrunwayへ降りてくるシップは突然空から現れるように見えるのですが、今日などはたまたま北京上空は天気が良く、夕方は3本の滑走路に降りてくるライトがたくさん見える珍しい(!)光景を来ることができました。離陸機が詰まってくると大型機をランウェイエンドまで持っていき、一方737やA320はインターセクションで上げることが多いので、この90秒という時間と上げ方の効率は悪くないように思います。しかし、課題は着陸機の間隔にあるような気がしていて…。spacingも気になるし、、ということで、今度移動時間にでも久しぶりに北京空港のJEPPESENのChartを見て考えてみることにします。

それにしても、今日の北京空港のランプは寒くて死にそうでした。手の先の感覚がなくなるぐらいの寒さで。周囲に風を遮るものはありませんからさすがにあまりにも寒くて、外で待たされているお客さんの中には文句言っていた人も。ということで、今日はただ、「管制間隔を何とかしてほしい」という、希望のエントリーであります。(これ以上、管制システムについて円借款でやる必要は無いと思いますが)

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