今日のこのblogのエントリーは、エティハド航空の名古屋から北京のフライトの上で書いています。ここしばらく、中国事業の拡大に伴って東京と北京とをほぼ半分ずつ行ったり来たりする生活で仕事をしていますが、今週・来週の2週間はいつもより北東アジアの主要都市の距離の近さに助けられながらの日々になりそうです。
火曜日の夕方、子会社と日本本社の取締役会を終えた後、すぐに羽田空港に向かって最終のソウル行きに飛び乗り、深夜11時過ぎにホテルにチェックイン。水曜日はソウルで朝から夜まで予定がいっぱい。木曜日(書いている時点では今日)は朝6時にお客様をホテルにお迎えに伺い、金浦空港までご一緒し、お客様は羽田、私はチェジュ航空で名古屋へ(チェジュ航空は初経験でした)。着いてすぐ名古屋のオフィスに寄り、午後は名古屋でいくつかの予定にあたり、夜に再度セントレアに戻ってこのエティハド航空の北京経由アブダビ行きに乗っています(日本から最も遅く飛ぶ北京便です)。明日は一日北京で業務にあたり、土曜日は一度東京へ飛ぶ予定です。そして来週は、東京→北京→台北→名古屋→大阪→名古屋→東京という予定。東京-北京のブロックタイム(飛行時間)が4時間ですが、とはいえ風向きによっては今の季節、北京空港さえ混んでいなければ3時間ぐらいで飛んで帰ってくることもあります(強い追い風の影響で、対地時速1100kmぐらい出ているときもあります)。今日もソウルから名古屋までは1時間20分強でした。いずれにしても、何回もこのblogでは書いてますが、羽田、金浦、松山という都市の中心部に近い空港のおかげで効率の良い移動が出来ていることが、こうした飛び方をしながらビジネスをしていると強く実感できます。願わくばあの北京の空港を何とかしてほしいところですが、北京市の南にある南苑という場所の空港を国際化するという話はどこかに飛んで行ってしまったようで…。
どうやら、日中は激混みと言われるG585という日本と韓国・中国の間を結ぶ航空路が今は空いているようです。航空機は空の上では指定された航空路を飛ぶことになっていますが、管制が許可すれば、いわばショートカットのように次のポイントまでまっすぐ飛んでいきます。対地時速が395mph(約700km/h)ですのでやや強い向かい風を受けて飛んでいるようですが、それでも予定より早く着くでしょう。
どうせ需要が無いことはもちろん分かっているのですが、今は羽田・成田から最も中国(北京・上海)に遅く飛ぼうとしても19時~20時台。せめてこのエティハドのフライトのように21時ぐらいに出るフライトだと、しっかりと都内で業務をしてから中国に飛ぶということもできます。それにその時間に中国に着けば入国審査も空いているはず。日中関係が冷え冷えな中、すぐの実現性はもちろん無いでしょうが、ふとそんなことを想いながら日本海の上空を飛んでおります。