クララ

北京の空気 - Beijing Air Pollution...

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北京の様子

北京の様子

この画像、縮小以外の加工はしていません。同じ写真をflickrの上にも、オリジナルで載せておきました。

写真は今日の北京の空気の様子です。北京工体から三里屯方向を見た様子。株価じゃないですが、400ぐらいの「高値推移」。それでも朝は工体から南に向かって少し走ってきました。テレビを見ていると、大気汚染があることはもちろん既に認められていますが(そもそもこの話、しばらく前までは公式には認められている話ではなかったですから)、その矛先があまり当局に向かないような論調です。

皆さんよくおっしゃっていますが、この大気汚染には、過去の日本の経験とノウハウ、技術をぜひ使ってもらいたいものです。単に自動車の排気ガスや工場の煙、石炭による発電といった一つずつの問題を処理していくのではなくて、政策的にどのようにすれば効果が得られやすいのかという視点でやらないと、これ、本当に中国の空気は手遅れになると思います。いまさら中国は外国からの投資に頼る必要はありませんが、環境問題に取り組むことが出来ないと中国の製造拠点を外に移す口実には十分なります。

習近平政権が、様々な汚職摘発を次々とやり続けていてあちこちから、「どこまでやるのか」という声から聞こえてきています。少しやって終わるのかと思いきや、この間も南の方のある有名な街ででっかいのをやりましたし、3月には工商関係のデータベースのところにも手をいれてくる(もう北京はその前触れを感じる出来事が出ています)ので、税金逃れをしている企業は戦々恐々としているところでしょう。今言われているところまで全て実行したとしたら、かなりの企業から「膿」が出てくることも考えられます。ただ、汚職摘発は当然中国にとって重要なことですが、環境問題への対策の速度は上げないと、こればかりは命の問題。私はお客様からいつも「北京の空気で走って大丈夫ですか」と言われて「大いなる人体実験の中にいます!(^^)」と笑って答えてますが、本心、空気がよければそれにこしたことはないわけでして。。

-クララ

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