上海で、窓から黄浦江を眺めていたら偶然タグと来たのが「HENNA」。これ、中国の海南航空のグループ会社である海航邮轮(HNA CRUISE)が持っているクルーズ船で、中国初の本格的なクルーズ船の一つとされています。公式の資料では全長223メートル、654の客室、標準定員は1308人となっています。
中国はクルーズ周辺産業が急速に伸びていて、海外へクルーズツアーに出かける旅行ツアーの広告も多く見るようになりました。一方、このHENNAは上海ベースで近海へのツアーに出ることがメイン。例えばこのHENNAで上海からベトナムのハロン湾(下龙湾)のあたりへ行くツアーの代金の定価を見ると4泊5日で1人あたり3888元から17888元まで。なお、こういう時期だからか、4月から7月までの時刻表を見ると、ベトナム方面に行く予定は組まれていないようです。一方、上海から那覇をまわり上海に戻る4泊5日では4000元ぐらい。同じく福岡・長崎をまわる5泊6日で4500元。これは定価なので、実際には割引が設定されています。金額の設定などをみると超富裕層向けというよりも、都市部に住む中間層以上向けという印象です。
スケジュールを見ると、今日黄浦江に入ってきたのは、ちょうど台湾方面(基隆・台中)から帰ってきたところのようですね。
あ、これ書いてて気づいた。この船の英語名はHENNA。海南航空は「HNA」。HとNとAがきちんと入ってます。あわせてますねー。