今日毎年この時期に男女共同参画会議議員としてお引き受けてしている内閣府入府者研修で講演させていただいてきました。まさに21世紀の前半の日本を支える国家公務員の卵の皆さんたちに、日本の男女共同参画の現状と課題について、今までどのような議論がなされてきたのか、抱える課題がどのようなことなのかを知って頂く機会です。
官房長官が2日前の入府式でも強調されていましたが、今年は内閣府の採用は女性の比率が4割を超えています。各省庁で策定している「女性職員の採用・登用拡大計画」のうち、内閣府は女性の採用割合が30%以上となることを目標としており、今年は大きく目標値を超えました。
内閣府の研修という場ですので私見を多く入れることは控えながらも、
- 民法第750条に規定される選択的夫婦別氏の議論
- 日本における留学生数と就職する人数の差(14万人の留学生に対して、卒業後日本で働く選択をとる外国人は直近で1.1万人。留学生の「出口戦略」が課題。)
などのトピックは私自身にとっても強い関心事であり、力が入りました。