GMIC2016に行ってきました
ちょうど数日前にTechCrunchやTHE BRIDGEなどでも取り上げられていたドローンの「Hover Camera」。わずか240グラムで4Kカメラ搭載、そしてソフトウェアベースの手振れ防止機能、というスペックをもって創業以来わずか2年でドローンを作ってきています。250グラム(0.55ポンド)を切るとFAAの登録が要らないことから、この重さを切ることで手軽に使えるようにしようとしています。
そのHover Cameraの実物を北京で開催中のGMIC2016 で見てきました。
あ、念の為。念の為、少し声を強めにして申し上げておきますが、仕事です。広告、アプリなどの様々な新しいモバイル系のサービスの動向を見るために会場を全て回ってきました。またスタートアップが集中して小さなブースを出しているところがあって、ここは将来の大物がいる可能性もあるので一つずつ丁寧に見てきました。ということで、blogではあえてドローンの話を書いているだけです。はい。
ほかに何があったかって? 私の個人的な視点では去年と今年の比較で増えたのは「VR」「医療(特に診療予約)」「金融」「IoT」の4領域。小米が打ち出すスマートホーム「米家(mijia)」は炊飯器と水質計の実物を初めて触りました。
ということでHover Cameraの写真
残念ながらまだ買うことは出来ず、http://gethover.com/から登録しておくとお知らせがもらえるよと教えてもらいました。ちなみにHover Cameraを開発しているZero Zero Roboticsという会社は北京と深圳にオフィスがあるとのこと。恐らく開発をしているだろうなと(すごく適当な推測。深圳というだけで)深圳の会社が深圳零零无限科技有限公司。ここの100パーセント株主が北京零零无限科技有限公司。この北京零零无限科技有限公司の株主は今日現在の登記によると
- GSR Principals Fund IV, L.P.
- Chng Yi Ta(外国籍個人)
- 北京中瑞泰元咨询服务企业
- 北京真格天投股权投资中心
- GSR Ventures IV, L.P.
- CHEER RANK LIMITED
- Abdur Rashid Chowdhury(外国籍個人)
- 深圳市长盈鑫投资有限公司
- 深圳市安鑫一号投资管理企业
- 王孟秋(法定代表人)
- Amlight Limited
- 北京中泽致远咨询服务企业
- 上海峰瑞投资中心
- 浙江民营企业联合投资股份有限公司
- 上海厚创投资管理服务中心
と、スタートアップらしさを感じさせるファンドの並び方。IDGが2300万ドルを投資したとしていますが、GSRや真格(ZhenFund)などの名前はここで確認できるものの、そもそも登録資本が142万元余りしかないため、投資スキームが何か別にあるかもしれません。そもそも中国法人の登録資本に組み込まない資金調達方法はいくらでもあるので、表面的なことからだけではわかりません。
今週は東京→北京→上海→北京→東京でした(まだ東京に飛んでないけど)。北京、暑いです。。