今日も遅れる北京空港
ただいま、中国は北京空港にいます。今日は東京-北京の日帰り出張です。中国時間17:10出発予定のフライトですが、これを書いているのが18:45。ゲート前で出発時刻の予定は分からないまま待ちぼうけです。5分くらい前にはじめて「遅れるよん」というアナウンスがありました。
中国の空港での大遅延は決して珍しいことではありません。遅れるときにはうんと遅れます。私の今まで最高記録は国内線で9時間遅延。午後3時台のフライトが深夜0時近くになって飛び、しかも途中で欠航とシップチェンジを繰り返したことによって座席がぐちゃぐちゃになり、とりあえず乗る人乗って、みたいな感じ。いっそ欠航にしてくれたほうが幸せだったかも。
北京-上海間だと、2時間ぐらいの遅延になると新幹線(高鉄)移動の方が早くなりますし、そもそも場所によっては高鉄に軍配。高鉄は時間が読めるので1-2時間ぐらいの差ならばよいという人だと、こんなストレスに耐えるよりは高鉄です。でも私、飛行機好きなんで。
怒り始めたらご飯の時間
怒る人が出てくるのも恒例。でもゲートのスタッフにとっては怒られてもどうしようもありません。彼ら彼女たちも慣れているのである程度は聞き流していますが、そのうちまじめに喧嘩になることも。お腹が減るとダメだってことなのか、ある程度の規模の空港だと(=ケータリング施設があるところに限られてる)弁当が配られるというのもオペレーションが出来上がっています。そう書いている最中に、盛り上がってまいりましたよゲートで。
もともとこの便が遅れそうだとは全く思っておらず(前便は青島空港から北京空港へほぼ予定通り到着していた。これがそもそも遅れていると「始まる前に終わり」で諦めの境地に。)、気持ちよくゲートに行ったところ、同じバス用ゲートを使う前便が3時間近く遅れていてごった返し。この時点で搭乗時刻がずれ込むのは確定です。チーン(1回目)。
中国でフライト情報を得るアプリは飞常准がおすすめ
さて、中国においてフライトの情報、それも遅延や出発順序だけでなくシップのレジ、そのシップが今日一日どう飛んできているのか、などを簡単に把握できるアプリに飞常准(飛常準)があります。中国で飛行機を多用する人のほとんどはこれを入れているのではないかと思うぐらいによく使われています。実はリリースされてから年数が相当たつのでいまさら紹介するというのもありますが、これから中国に来る人にはお勧めです。携帯電話番号の認証を通しておくと機能が多く使えるようになります。
・飞常准
空港にいて遅延のアナウンスが丁寧に流れるという期待は無理。私の目の前で並んでいた日本人の方からは、「この空港、WiFi飛んでいないですよね」と聞かれましたが、情報入手の手段が外国人だとさらに限られていったいどうなっていることやら、と。なお北京空港には旅客用のゲストWiFiは飛んでいますが、まともにIPアドレスが割り当ててこられなかったり干渉がひどかったりで最近はとんと使ったことがありません。
話しを戻して、飞常准の細かいデータには色々と突っ込みどころもあるものの、ありがたいのは、「予定時刻と実際に飛んでいった/着陸した時刻」との乖離。これを見れば、どれぐらい行列があるのか、つまり離陸/着陸待ちで詰まっているかがわかります。したの画像を見ていただくと分かるとおり、もうこの数時間、つまりまくりです。
ただし遅延時間の予測はあまりあてにならない
航空会社が出す情報を拾っている様子がある場面もあるのですが、例えば私がこれから乗る予定の便の時間の遅延予測は恐らく何らかのアルゴリズムで飞常准が自らはじき出していそうです。単に前に詰まっている便数と平均離陸間隔時間をとっているのでしょうか、よってこれは「遅れる」ということの把握だけに使われることをおすすめします。もちろん、これを書いてるのが18:45といいましたが、既に過ぎています。チーン(2回目)
それにそもそも18:00前の時点で離陸待ちが50便ぐらいいましたから、北京の管制事情を考えばどう考えてもさばけるわけがありません! さらに、1時間ほど前にrunway changeでみんな南向きから北向きにえいやーっと回されていまして、上でholdかかってたのも含めて北京の南のほうに皆さん移動されてました。大変だ...。
そう書いてたら、次のプーケット行きの便が先に搭乗開始です。。
いつ乗れるかなぁ。チーン(3回目)