写真でつながる世界
Flickr で写真を公開していると、その写真を利用させてほしいという連絡がたまにくる。そのほとんどが海外から。
本の表紙になったこともあれば、航空機の写真集に収録されたり、あるいは航空会社の社内用教材に写真を提供するということもある。プロカメラマンと違い私の場合には撮れるタイミングも限られているのでオーダーを受けることはできないし、ある意味で「たまたま撮った写真」のほうが多い。そのような中でもアジアのエアラインを集めた写真集では私は主に中国のエアラインを担当したり、MD-11だけの写真集では日本に飛来回数の多いFedExの写真を中心に提供した。
自分が飛ばしていた機材
今回はある機長から連絡がメールで来た。台湾のChina Airlines でB747-400を飛ばしていたという機長。その前はAtlas Airでも乗務していて、日本の米軍基地をベースに飛んでいたこともあるという。
その機長が自分のヒストリーをベースに書籍にするということで探していたら、自分が飛ばしていたフライトの写真ではないか、その素材がほしいと連絡がきた。
私の場合には、撮影日時と場所、レジ、機体の製造番号を公開しているので照らし合わせてもらえれば確かにわかる。メールだけなので別にいたずらであってもわからないのだが、仮にいたずらでも構わない。メールでやり取りしているうちにB747-200からB747-400に移行し、世界中を飛んでいた人だということがわかった。そのうちご本人の写真も送られてきて、そこから拝見するにもう引退される年齢ぐらいなのではないかと思う。
そしてその彼から、China Airlines のB744の写真をありったけ送ってくれという依頼が来たので、手元のディスクの中にあるファイルを検索して一通り渡した。そもそも全ての写真をFlickrで公開しているわけではないが、ある時期は丁寧にレジごとに写真をフォルダわけしていたので探すのは容易で、ものの10分ぐらいでほぼ見つけられた。
自分が操縦していたフライトだ、と言える写真があるのはうらやましい。
Captain Cassidy。彼から、ものすごく喜んでくれたメールがきた。