クララオンラインはNutanix ベースのエンタープライズクラウドサービス「CLARIS」を今年発表し、単なるハイパーコンバージド環境のご提供だけでなくオンプレミス・オフプレミスのボーダーを越えるサービスを始めています。既存のお客様からも大変反響がよく、また既存のホスティングサービスの環境も次々にNutanixの上に移っています。
今回は初めて Nutanix のカンファレンス「.NEXT」に参加してきました。はるばるニューオーリンズまで。ちなみに来年はアナハイムだそうです。ニューオーリーンズにはメジャーチームはいないので、アナハイム楽しみです(何が)。
Nutanixはエンドユーザから強く愛されていることを実感
カンファレンスに参加した目的は、サービスプロバイダーであるクララオンラインとしてNutanixをどのように活用したサービスをこれから拡大していくかについて世界の人たちのケースを学ぶこと、Nutanixに対する世界のエンドユーザの評価を知ること、そしてもちろん最新のUpdateを得ることです。半年後に日本国内でも.NEXTのフォローイベントが開かれますが、その半年を待っているようではタイミングに遅れてしまいます。
まず強く感じたことは、ユーザから本当に愛されているプロダクトだということ。今回の参加者は全世界から5,000人強。決して、万単位で参加者がいるAWSやMicrosoftのカンファレンスとは桁は違います。ただ、参加している人たちの会話を聞いていても、この成長過程のソフトウェアに対する期待と、また一緒に育てているというある意味優しい視点をあちこちで感じました。(とはいえNutanixはハイパーコンバージド領域ではすでに世界の過半のシェアです)
どうでしょう、ひとつ言えることは、Nutanixのマネージメントのメンバー全員がとてもオープンで、かつ距離が近いこともありそうです。たくさんの海外のソフトウェアメーカーの人たちとのお付き合いをしてきましたが、その中でもかなり柔軟なチームだと思います。
クララオンラインがNutanixで実現すること
現時点で既にクララオンラインがアナウンスしているものはCLARISと、Nutanixベースの環境に既存のホスティングサービスのインフラを次々に移行させていくことの二つです。ただこの後、CLARISはさらに発展させたサービスにしていく方針です。
今は、Nutanixベースのクラウド環境を手に入れるもっともスムースな方法としてのCLARISという位置づけですが、AWSやAzureなどとCLARISのオンプレミス環境を組み合わせた統合的なソリューションも当然実現させていくことになります。AWSやMicrosoft Azureはいずれも私たちは重要なクラウドサービスの連携先であることには変わりません。ただ、コンプライアンスへの課題や全体マネジメントの際にオンプレミス環境を(しかしただオンプレミスであるのではなくて、コスト・信頼性・統合的な管理のしやすさなどいずれも重要)どのように活かすかについてはお客様ごとにニーズが異なります。これをCLARISのカバー範囲に広げていくことになるでしょう。
まずは日本のサービスプロバイダーとしてNutanixでの実績トップを目指したい
少なくともまず最初に私たちは Nutanixベースでのサービス稼動実績を豊富に持ち、サービスプロバイダーという多様なお客様の環境をお支えする(その分だけ使われ方や負荷傾向が異なるケースが多く存在する)ことでの実績を今年は猛烈なスピードで積んでいき、そしてNutanixの製品ラインナップを活用した上で日本の市場にあったサービス展開を進めていきたいと考えています。
また、クララオンライン自身がどの程度Nutanixによってtransform出来たかも、これは実績でぜひ出したいところです。今年の後半には、当社の今年の既存ラック数の変化をお示しできるように頑張ります。