中国人に対するビザ発給がそれぞれ中国の公館(大使館・領事館)でどの程度行われているかについて整理してみました。大使館・領事館は管轄地域が決まっていますので、結果としてどのエリアからの訪日が多いかをビザという観点からも確認することができます。
このデータはビザの種類は問わないのと、昨年11月に公表され今年1月から運用されている更なる緩和というタイミングの前であるという点と、今年は既に7月までの累計で昨年1年間とほぼ同数の訪日客が中国からあるという点に留意が必要です。また今年は内陸からの航空便が次々と増えていますので、これもまた少しは変化があるかもしれません。
グラフには含んでいませんが、団体観光は平成25年度(36万件)→平成26年度(110万件)、個人観光も16万件→41万件とそれぞれ約3倍に跳ね上がっており、領事業務を担当されている窓口の方の業務量の増え方は相当大変なのではなかいと思っているところです。
以下は、日本の在中国の公館別管轄地域です。
- 在中国日本大使館(北京) : 北京市、天津市、陝西省、山西省、甘粛省、河南省、河北省、 湖北省、湖南省、青海省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区、チベット自治区、内蒙古自治区
- 在上海総領事館 : 上海市、安徽省、浙江省、江蘇省、江西省
- 在広州総領事館 : 広東省、海南省、福建省、広西チワン族自治区
- 在瀋陽総領事館 : 遼寧省（大連市を除く）、吉林省、黒龍江省
- 在重慶総領事館 : 重慶市、四川省、貴州省、雲南省
- 在大連領事事務所 : 大連市
- 在青島総領事館 : 山東省
