どれぐらい痩せたかって?
痩せたんです。とても。ピークより23キロほど減りました(本日時点。2年前との比較。それより前はしばらくのあいだ怖くて体重計のらなかった)。特に今年に入ってからが顕著で、1月と比べてジーンズのサイズは5インチ落ちました。病気ではありません(よく聞かれる)。
どうやって痩せたかはそのうちダイエット本を書いてといわれたら書くつもりなので内緒ですが、1ページで終わりそうなので早々にバラすと、運動習慣をつけただけです。食べるものは選ぶようになりましたが、ラーメンもパンもご飯も食べます。糖質ダイエットは確かに最初は効きますが、「小麦粉とタマネギが世界からなくなったら生きていけない」というワタクシには過度な糖質ダイエットは向きません。適度なところまでならというのは北里研究所病院糖尿病センターの山田悟教授の本が参考になるのでおススメ。ミナサン古い栄養学の本でテキトーな知識つけるよりきちんと理解しませう。ちなみに昔の取材記事を読み返すとすごいことがあちこちで書かれていて「コーラがないと生きていません」と話していた人がいたようです。
効果の源泉は周囲の言葉にある
それよりも効果があったのは「痩せたね」と人から言われる回数ではないでしょうか。しばらく会っていない人からも、あるいは日常的に姿を見ている社内の人間からも、「やせたねぇ」と何かの拍子で言われます。訪問先で会議室に入ると、入ってきた相手の会社の方から次々に「やせましたねぇ」と言われます。この言葉の連鎖には一種の暗示的な乗数効果(Multiplier effect)がある気がしていて、言われれば言われるほど「そうか、やせたな。まだいけるな。」となるわけです。(おっと、いきなりもっともらしく言ってみましたが、マクロ経済学と体重にはなんら関係性はありません。そして経済的な増加ではなく体重ですから減少ですし!)
痩せたねという言葉を発した側には単に現象の表現しか含まれていませんが、受けた側には「次にあったときに戻ってるとかっこわるいなぁ」という心理が働きます(働かないかもしれないけど)。言葉を敏感に受け止めすぎてしまう人は無理をしてしまうかもしれませんのでそういうタイプの人は要注意。もっとも、ワタクシ、比較的脳細胞の構造が単純なようでして、言葉をかけられる方が結果に結びつきやすいことは自覚しています。ま、心理学的なピグマリオン効果(pygmalion effect)のようなものですが、別に体重の減少は誰からも期待されているわけではないのでこれともちょっと違いますか。
いずれにしてもまわりの人で減量に挑戦して痩せ始めている人がいたらぜひ「お!痩せたね!」という声をかけてあげてください。なんかいろんなサプリやらダイエット器具やら世の中にはよくわからないものがたくさんありますが、申し訳ないけどそういうものより言葉の効果の方が大きい、と思っています。
これ、誰か学術的な研究をしてほしいな。
(朝から何を書いてるんだか)