プライベート

消火栓を確認しよう

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なぜか消火栓が気になった日曜午前

昨日の日曜日。何に気持ちが向いていたのか、午前中に3歳の息子と一緒に外に出て自転車で散歩をしていたところ、子供が「消火栓」に関心を持ち、じゃあ消火栓を色々と探してみようかと買い物のついでにぐるぐると回りました。消火栓を探すのは比較的簡単。道路に「消火栓」の標識が出ているものの周囲の下を見回せば見つかります。

まず山手通りを中目黒近辺から北上。地下式の消火栓は数分に一つぐらいは見つけることができます。最新のマンホールは丸型。少し前のは角が丸。その前は四角形だったんだよと教えながら見て回りました。

見当たらない消火栓

見てまわりはじめて10分ぐらい。普段はそこまで気にしないのですが、たまたまこれも山手通り沿いで消火栓の標識を一つ見つけ、「さぁどこだろうね」と話していたら見つからない。そんなことはないと思ってさらにあたりを見回すと、レストランがテラス席のように歩道に椅子と机を置いていて、その足元にオレンジ色にくくられた地下消火栓のマンホールが。

営業時間前のお店とはいえそんな様子を写真で撮るのも何だかと思い何もしませんでしたが、消火栓の位置は気づいているのかはたまた気づいていないのか、消火栓の真上に机と椅子というのが異様に気になりました。(署員が見つけたら必ず指摘すると思う状態。)

普段はこういうのは忙しさにかまけてすぐに忘れるものなのですが、なぜか「お店の人に身分証出して一言いうのもなんだか違うし、報告するようなことかどうかも分からないし、どうしたらいいんだ」とあの消火栓の上にある机と椅子が気になり続けたのです。

そして午後の出火報

そして昼食をとってしばらくした午後2時過ぎ。自宅目の前の一方通行の道路を消防隊と救急隊が通過。家の中にいましたが雰囲気で火災だと感じ、そのあと第二出動がかかっただろうなという雰囲気も察知し、外で遊んでいた娘に「どっち行った!」と聞いて無線機をもって飛んでいき、結果2人が死傷という惨事を目の当たりにすることになってしまいました。このあたりは都内の中でも火災が少ない地域ですが、そのような中でも消防隊の方たちによる消火活動は極めて早く、隣接した家屋への延焼等は免れました。消防団も、この地域の分団の方が数名出ておられ周囲の車の誘導などにあたられていました。本当にご苦労様です。

消火栓

その消火活動の現場で見た消火栓のマンホール。そう、こう使うのです。消火活動を始めるときに消火栓の上に何か障害物があろうものならば、ましてや車が駐車していたりすれば、他の消火栓から引っ張ってくる必要があります。

火災現場での消火栓の状況

火災現場での消火栓の状況

あとで周囲を確認したところ、別の消防隊が最寄りの消火栓を開けて待機していました(これ以外にももう一つの消火栓からはさらに別の消防隊が活動)。上のマンホールは現場から数十メートルもないところですが、仮にこの消火栓からであるとホースは4-5本繋げなければならない距離。

近隣の消火栓を開け待機する消防隊

近隣の消火栓を開け待機する消防隊

消火栓の位置や状況の確認

このblogを見たら、ぜひこの機会に自宅や勤務先の周囲の消火栓の位置を確認し、その消火栓の周囲に障害となるものが普段ないか意識してみてください。消防は普段から消火栓の見回りを丁寧にされているのでよほどのことは見当たらないとは思いますが、何か気づかれることがあるのであれば消防署に相談されることをおすすめします。

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